なだらかな丘陵地に建つ個人住宅である. 前面道路から敷地奥との高低差が約1.8mあるため、建築は地形に沿って6つのレベルに分かれるスキップフロアのプランとなっている.
ランドスケープデザインとしては、敷地入口から玄関までをシームレスなアプローチ空間として設え、建築も含めて空間をバーチカルにつなぐことを意識した.
直角三角形の断面形状を持つタイルや自然石、打ち放しコンクリートなど、質感のある素材を組みわせることでシンプルなデザインながらも重厚感のある空間性を生み出すことをねらった.