Landscape

保育・医療・住宅

にじいろ保育園弥生

竣工
2025-09
敷地
約900m2
建築面積
約400m2
所在地
東京都板橋区
内容
基本計画・実施設計・監理
事業者
ライクキッズ
建築
aria design
施工
ミヤマ建設

0~2歳児がすごす保育園のランドスケープデザインである.
計画地はかつて上板橋宿が栄えた旧川越街道近くに位置し、茶畑や牧場が広がる牧歌的な風景が息づいていた場所である.現在は小学校・児童館・公園などが集積しており、子どもを中心とする暮らしの文化が受け継がれている.
また、周辺にはサクラやケヤキ、イチョウなど多様な樹木が点在し、豊かな緑のネットワークが形成されている環境にある.

こうした地域的・歴史的文脈を保育環境へと受け継ぐため、「やよい みどりのゆりかご」をテーマにランドスケープを計画した.
子どもたちの原風景となる安全でやさしい外部環境をつくりながら、地域へと緩やかに開き、季節の移ろいや自然とのふれあいを育む環境づくりを目指した.

植栽は、かつての田畑や宿場の印象を想起させる「記憶のみどり」と、四季を感じる「彩りのみどり」をバランスよく構成した. 道路側へは軽やかなみどりを配置し、園内では桜(ジンダイアケボノ)や草花によって、日々の中に発見や歓びが生まれる景観をつくり出している.

「弥生」を象徴する “Y” のパターンを舗装やサインへ展開し、地域アイデンティティを空間表現へと昇華した.再生プラスチック材を用いた外周柵や壁面緑化により、やわらかな境界としてまちへとにじみ出す保育園の風景を描きだした.