約200名の0~5歳児が育つ保育園のランドスケープデザインである.
変形敷地の中央に建築が建ち、その周囲に特性の異なる3つの園庭を配置した. エントランスから連続するホールとまなびの森と名付けた園庭は、地域の民話である“ごんぎつね”をテーマにサインや家具のデザインがなされている. この園庭は、雨庭や菜園、ごんぎつねのシルエットサイン、地域の植生を再現した植栽デザインなど、知の遊びを楽しむ場としている. 0~2歳児が利用する園庭は、運動能力が未発達な子どもでも安心して遊べるようゴムチップの築山と将来的に木陰を生み出す樹木に囲まれた園庭となる. 全ての年代の子どもが利用する南側の園庭には、築山滑り台やジャングルジムなどの遊具とのびのび走りまわれるグランドにより構成されている.
マテリアルデザインは、半田運河の黒壁の蔵と赤煉瓦をモチーフとして建築と合わせて遊具や塀等に展開させている. Meadow Garden」をコンセプトとしたランドスケープデザインを展開した.