0-2歳児と3-5歳児を同時に預かるこども園であることから、それぞれのクラスの園児が利用する園庭を建物と連続した位置に配置し、共通の庭となる自然観察園を建物と隣接する位置に配置した.
3-5歳児が利用する中庭は、地形の関係で生じる高低差を活かし斜面でも自由に遊べるデザインとした.中庭は園児が自由に走り回り、転んでもケガをしづらいゴムチップ舗装とし、素材の特徴であるカラフルなペーブメントデザインを施した.中庭の数字は、0歳から5歳児へ成長する時間を表現している.
植栽は最低限の規模としながらも、サクラやヤマボウシ、クチナシ、キンモクセイなどそれぞれの季節を五感で感じられるよう計画した.
ここで日々暮らす園児が成長しながら楽しめる、全体的に色彩豊かで変化に富むランドスケープデザインを目指した.
※メインアプローチや自然観察園、駐車場などは2期工事のため、現在は養生中