都市計画に基づき整備される駅前広場と都市計画道路、2つの再開発事業の横断的な空間づくりを都市デザインの視点により提案を行い、区民ワークショップ等を通じて“上板橋らしい”駅前空間のあり方を探るプロジェクトである.
現在の上板橋駅南口は、低層の建物が立ち並ぶヒューマンスケールの商店街が形成されているが、今後これらの街並みとは大きくスケールの異なる広場や建物が整備されることになる.
現在の上板橋のいいところを引き継ぎつつ、新しい時代に相応しい、緑豊かで多世代が交流できる駅周辺の将来像を議論するため、「かみいた南未来会議」を立ち上げ、模型などを介した議論の場を運営支援した.
空間のつくり方としては、現状の街と新たに立ち上げる建築物等を「つなぐ」ことをコンセプトとし、上板橋の原風景を生み出す植栽計画などを提案している. 現在は、整備後のマネジメントも視野に入れて、まちに関わる活動を継続している.