Audiディーラー内の中庭と背面の坪庭のデザイン.
建築の内部空間と外部空間を連続的なランドスケープとして捉え、「アウトドアライブラリー」というコンセプトの基に外部でも本などをゆったりと読めるよう屋外家具をふんだんに設置した.
敷地は臨海部の埋立地に立地し、その水平性と隣接する常滑のまちのもつ地形とのギャップを表現するためデッキを中心とした立体的な空間構成とすることで小さいながらも多様な空間性を生み出すことをねらった.
機能的には日常的なラウンジ機能に加えミニパーティなども催せるよう基壇やシェードを配置するなど、様々な使い勝手ができるよう配慮している.
無機質な素材の中に常滑の地域性を取り入れるため、舗装の一部に常滑の伝統的な炉器質タイルや基壇に常滑産タイルをモザイク状にデザインした素材を取り入れた.