大井町駅前パブリックスペース設計コンペティション|Landscape Design
大井町駅前公衆便所及び隣接する大井駅前公園からなる“大井町駅前パブリックスペース”を対象とした設計コンペティションである.東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に伴い海外からの来訪者が増加することが予想される中で、品川区の玄関口である大井町駅前に相応しいデザインが求められた.
デザインにあたっては若年層の女性でも気軽に利用できる公衆便所のあり方を研究し、便所としての機能だけでなくパウダーコーナーや全身鏡などの機能を設け、出入口も滞留スペースに接続することでトイレに入りやすい動線計画とした.
外壁は品川の歴史を象徴する江戸紋様を型取った自立壁が柔らかくなびくようなデザインとし、駅前に相応しいシンボル性の高い景観を生み出すとともに、外部からでも内部の雰囲気が伝わることで安心して入れるようなデザインとした.
対象地にはシェアサイクルのポートもあるため、シェアサイクル利用者向けにマップやロッカーを設置するなど、わずかな滞在時間の中でトイレや身支度、リフレッシュするための新たなパブリックスペースの提案を行った.
- 時期
- 2018-08
- 敷地面積
- 44.91m2(建築敷地)・348.52㎡(大井駅前公園敷地)
- 所在地
- 品川大井町1丁目
- 内容
- コンペティション
- 事業者
- 品川区
- 建築
- やなぎさわ設計室 / 住まい・まちづくりデザインワークス
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